お爺様の命日であるらしく、寝坊して出かけそこなった父親が急に墓参りに行くと言い出した。
ので、レンタカーを借りて富士の麓まで行ってきました。そこには祖父祖母と一緒に犬も猫も眠っています。去年のいつごろか妙にその猫のことが気になる時期があったなあ。
でもって、再引越しに備えてあけずにいたCDとかの入ったダンボールを開けたらばいつ買ったのか聞いたことのないバイオリンソナタ(なんと73年の録音でした)を見つけたので持っていって途中でかけてみたんです。
その曲(ベートーベンの"Kreutzer" 邦題はわからない)は何でも、父親がはじめて買ってもらったレコードらしく、当時結構レコードって高かったそうで、音楽とかよくわからない父の父が、心斎橋のなんやら楽器でSP盤4枚組みだったのを「1枚ずつ売ってくれ」といっておかしかった、なんてエピソードを思い出していました。
僕の生まれるずっとずっと前に亡くなった人なのでどんな人なのかまったく知らないんですが、初めておじいさんに関する逸話を聞くことになりました。
不思議なことがあるもんです。