うーん

表題へつながる思考の流れがわからなくなってしまった。最初の大学で大学には珍しく研究だけでなく教育にも熱心な先生(心理学)がいて、いまでも毎年話を聞きに行くんですけど、その人は学生に興味を持たせることを第一に考えて話していて、大学1年生にいろいろ言ってもほぼ無駄なのはわかっていて、それでも講義を受けたからには一つでもわかって欲しいことってのをちゃんと持っていて、毎回のようにそのこと(「人間は自分で思っているほど、自分のことをわかってはいない」)を繰り返していて、そのことはデザインでもコンセプトが大事、会社でもミッションが大事、という今の僕の思いにもつながっているし、ICUのときにも会社のプレゼンの研修でも叩き込まれたことだし、いろいろ、それなりに得るところはあったんだなー、なんて思って。だからペテン師だとかあやしいとかいわれる人だけど、僕はとても評価しています。さらに、一度だけ講義に出てカルチャーショックを受けたハスミンの映画論でも、親をだまし、友達をだまし、映画を年に100本観なさい、ととんでもないことを言われたけど、そういえばその年、映画館で50本弱映画観たんだけど、実は僕も(その時はそういうつもりだったんじゃないけど)親をだましていて、二輪の免許とると言ってお金もらったけど、いまだに免許持ってなくて、あああのお金は映画方面に消えていったのかも(その年劇場だけで50本弱観ました)、と考えられることに気づいたのです。おとうさんおかあさん、ごめんなさい。
確かにそれが何のためにもなってないんだけど、まあ一応、おかげで心理学の研究所で楽しく仕事できてますしね。